さて、『シン・機動戦士ガンダム論』は今一度、ガンダムブームの本筋に戻ろうと思う。
“あの頃”ガンダムファン女子の多くは、ガルマやシャアやアムロやブライトのカップリングに熱を上げて妄想し、男子の殆どは、シャア専用ズゴックの爪の本数が、3本なのか4本なのかを真剣に悩み、次のガンプラは何曜日にどこの店に入荷されるのかへのチェックが必須であった。
“その楽しみ方”は正しくないのかと問われたときに、極論を言ってしまえば栄養学で言えば、大事なのはどんな栄養を実際に摂取したかであって、摂取方法は問わないと言い切ってしまうことも出来る。

ギレン「国民よ立て! 悲しみを怒りにかえて、立てよ! 国民! ジオンは諸君らの力を欲しているのだ! ……ジーク! ジオン!」
歓声「ジーク・ジオン! ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン」

それは、『ウルトラマン』(1966年)シリーズにも言えるのだが、矮小な商品化ビジネスであっても、それが市民権を得て文化に根付けば、数十年の時を経ても、新しく生まれた世代が、当初の志が詰まった作品に触れてくれる可能性を生む、これはすごいことなのだよと、今はそう、富野語っぽくこの章はしめておこう。

ブライト「何をいうか! ザビ家の独裁をもくろむ男が、何をいうのか!」
アムロ「こ、これが……敵……。……独裁……」
歓声「ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン ジーク・ジオン」

次回「『シン・機動戦士ガンダム論!』第16回『アニメ新世紀宣言・1』」
君は、生き延びることができるか。

(フィギュア再現画像特殊効果協力 K2アートラクション)

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