さて、ここからは肝心の「変形」を見ていこう。

変形開始

商品の変形説明書では指示されていないが、まずはドーム状のボディを前後分割した方が早い。変形後の位置決めや危ないパーツ配置の調整などが楽に行えるからだ。ドーム自体も、PVCのダボで簡単に接続、取り外しができるので不安もない。

上半身の変形その1

まず首を右に90度曲げて、さらにそこから腰を90度曲げる。頭部は完全に後ろを向く形でポジションがホールドされる。

上半身の変形その2

腰ジョイントの可動を使って、ゆっくり腰を後方へ向けて傾けていく。この段階ではまだリラックスして動かして大丈夫。

上半身の変形その3

ドーム状ボディ後部に、観音開きのギミックはあるが、それに頼らず先に上半身をドームの中に収納してしまう。右腕を全ての関節で可能な限り折り畳み、頭部は俯かせておく、左腕のシールド前部を、ドームの前部とカチッと合わせておいても良い。

ドーム後部の裏面ディテール

モビル・スーツ時はスカートとなっているドームの裏側。こういうところでも手を抜かずにメカニックディテールを充実させておく仕事っぷりは、バンダイの良い部分である(ならなぜABSを使う……)。

ドーム後部装着

資料によると、この状態がモビル・スーツでもモビル・アーマーでもないので「着陸状態」と呼ぶことがあるらしい。ぶっちゃけどうでもいい話でもある(笑)
この時、後部を装着する際に、後部のメカディテールの隙間に上手く、右肩と頭部と耳が収まるように気を使わなければいけない。パーツ同士が干渉しあったまま無理にはめ込むと、損傷する可能性もなくはない。

脚部展開

ドーム前部の蓋を上げて、両脚をそこから前方に向かって伸ばす。

完成したバウンド・ドックモビル・アーマー形態

膝関節、クローを逆向きに曲げなおすことで、モビル・アーマー形態が完成する。
無理矢理感が否めないが、この手の変形フィギュアで、「拳を外す」すらない、完全変形という部分に関しては評価に値するとは思う。
一応ガンダムらしいコンセプトにあった「グラブロに変形するモビル・スーツ」というルックスは確かに満たしている。なんだ立体物でもやればできるじゃないか……と見た目には感じる……が。

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