「00ナンバーサイボーグのユニフォームとマフラー」という意味では、石森氏逝去の後、遺されたスタッフが、構想半ばで途切れた『天使編』(もしくは 『神々との闘い編』)の続編を、という強い思いでうちだした『サイボーグ009 「Conclusion God's War」石ノ森章太郎 (著) 小野寺丈 シュガー佐藤 早瀬マサト 石森プロの『完結編』で「未来で現実に戦っているサイボーグ戦士達」という設定で、今度は「青いユニフォームに赤いマフラー」という組み合わせで、新たなスタイルも創造されつつあるらしい。

『サイボーグ009 「Conclusion God's War」』

009は、島村ジョーは、今も時代を駆け抜けている。姿かたちを変えながらも「後は勇気だけだ」「せんそうは、かってもまけてもいやだ」等の「生きていくための言葉」をファンの胸に焼き付けて、今も我々の目にもとまらぬ加速装置の速さで駆け抜けていっているのだ。

だからこそ。
今の時代を生きる僕たちは、石森章太郎氏が遺した「反戦」の意味を今一度胸に抱き、009のアニメを観ようが、多少イラストが描けようが、だからファンで尊いというわけではなく、姑息な「悪」に染まらず、どこまでも「平和を愛し戦争を否定する心」の中に、00ナンバーサイボーグを住まわせなければいけないのだろう。

「ぼくらはやくそくしたじゃないか……死ぬときはいっしょに……と」
「だ だめだあ! ジェット むだ死にしては…」
「おっと もうおそい 大気圏突入!」

「ジョー! きみはどこにおちたい?」

短期集中連載『『サイボーグ009』2002年製フィギュアで歴代アニメ版メンバーを再現する!』終了

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