ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、メカ単位での紹介をする大好評連載。
新展開では『機動戦士Zガンダム』(1985年)『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)まで、旧キットから最新のHGUCまで、商品の発売順に、再現画像と共に網羅紹介していこうという趣向になっております!

兵士であることを捨て、女であることを選んだレコア・ロンド、パラス・アテネでかつての仲間たちの前に立ち塞がる!

私、市川大賀が、当サイト『シン・機動戦士ガンダム論』での、 再現画像で使用しているガンプラを、 古い物から最新の物まで片っ端から紹介していこうというテーマのこの記事。
今回紹介するのは、『Zガンダム』クライマックスで、レコアが乗り込んだシロッコの秘蔵モビル・スーツ、パラス・アテネのHGUCです!

パラス・アテネ 1/144 HGUC 060 2006年2月 1600円(機動戦士Zガンダム)

HGUC パラス・アテネのボックスアート。フル装備の雄姿をメインに、背景では「女同士の最後の戦い」が再現されている

パラス・アテネは『Zガンダム』放映当時でも1/144キット化はされていたが、ガンプラマニアの間では、ちょっとネタにする程度であれば面白い都市伝説が存在していた。
まず、興味がおありの方であれば、旧1/144キットのパラス・アテネの商品仕様をネットでも模型店の店頭ででも良いので確認してみてほしい。
なんと武器が一つも付属していないのだ。
「何もオプション武器が付属していないガンプラ」であれば、それまでにもズゴックやゴック、『Zガンダム』でも1/300 サイコガンダム等幾つかあったが、それらはあくまで「もともと設定的に、オプションが用意されていないメカ」であった。
武装が足りない。このモビル・スーツは設定ではこうだったかもしれないけれど、劇中ではあっちのビーム・ライフルを使っていたのに!というケースは稀にあったが、その隙間を埋めるべく、『機動戦士ガンダム』(1979年)のガンプラに沿う形で、『Zガンダム』でも1/144 武器セット等が単独で発売もされていた。

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