シーンとしては、近代兵器の優位性も崩れて乱戦になった、自衛隊対武田信玄の川中島合戦のクライマックス。竜雷太氏演じる「歴史好きの自衛隊員」が、拳銃だけを片手に戦場を逃げ回っていたところ、出会いがしらに「子どものような武士」と向き合ってしまう。
そこでフッと気が緩んでしまう竜雷太さんに対して、子どもの武士は槍で一突きで、竜雷太さんを刺してしまう。
懸命に拳銃のトリガーを引き、その武士を倒しながらもよろけて
「だってまだ、子どもじゃない……か。戦国……時代……」
と言い残して死んでいくという、まぁそういう流れの1シーン。

後ろで死んでる足軽の、どれかが僕のはず(笑)

さすがに70年代の、中学生の頃の出来事なんて(テンション上がりまくってたから余計に)覚えてないが、まぁこれは本当にエキストラで死体役なんだけど、人生で初めて「映画に出演する」という経験を、させてもらったことは間違いはない。

違うアングルからもう一度。ダメだどれが自分か分からない(笑)


今、当時の本番テイクのキャプチュアを観ても、どこのどの死体が自分だったかなんて思い出せない(笑)
だけど、この時期「出版社の編集部で投稿用のハガキ原稿を書いた」ことと「様々な映画(角川映画とは限らなかった)の現場に見学に行けたこと」は、確実に今の僕を作ってくれたのだよねと、そこは自信を持っておこう。

次回は 「市川大河仕事歴 出演仕事編Part2 『東映ビデオフェスティバル』

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